; アマゾンのレビュー、評価に騙されるな | 嘘を見抜く人 見抜けない人

常識のウソ

アマゾンはレビューも評価もランキングも嘘だらけ


日本人はレビューやランキングが大好きといわれています。自分の意見を押し通すより他人と同じ行動をとりたがる傾向がある日本人は、多くの人が評価する商品を買いたくなるのも無理はないことです。今回はアマゾンの出品者の評価や商品のレビューに紛れる嘘について書きたいと思います。

アマゾンのレビューに関しては前からあまりよくないというのは結構有名ですね。商品を購入していない人もレビューをかけるのでサクラや嘘の書き込みが多いのは確かです。

ある大学教授が、自分の講義を取る学生に実名で自分の書いた本のレビューを書かせたことは大きく話題になりました。夏に発売された参考書なのにその年の秋には「この参考書のおかげで京都大学に合格できました」なんていう滑稽なレビューもあります。

アマゾンでは相当売れた本以外はレビューの数があまり多くないので一つや二つの書きこみが大きく評価に影響します。

目次

嘘のレビューの特徴

サクラレビューや嘘を見破るコツとしては

  1. 商品発売直後のレビュー
  2. コンサルタントをしている本
  3. 星5星1がやたらと多い商品
  4. レビューを書いている人が、他の商品にレビューしていない

上記の4つのレビューに注意することです。

 

アマゾンのレビューが書き込まれるのは発売されてから1ヶ月以上たってからが普通ですそれなのに発売数日後に複数書き込みがあるのは自作自演とみていいでしょう。

また、コンサルタントやセミナーを主催している人には必ず信者と呼ばれる人がいます。そういう人たちが評価をあげるケースがとても多いですね。

 

レビューに星5や星1がやたらと多い場合も注意が必要です。普通の本であれば星1と星5の評価があればある程度星2から4の評価もあるはずです。星1と5しかない場合、星1をつけるのが一般の読者で星5をつけるのがサクラです。

 

レビューを書いている人について調べるのも有効です。考えてみてください。あなたはアマゾンや食べログによくレビューを書き込みますか?まったく書き込まない人と良く書き込む人に2極化すると思います。レビューを書き込む人は書くことが習慣になっていますし、私のようにレビューを書くことに意味を見いだせない人も多くいると思います。よって商品のレビューを書いているひとがほかの商品にレビューを書いていないのはちょっと怪しいですね。食べログではサクラやいたずらな書き込みを防ぐために一定数書き込みをしないユーザーのレビューは無効になります。Amazonでもそういった工夫をしてくれるとうれしいですね。

 

レビューの書き込みの下にはオレンジ色の文字で“amazonで商品を購入済み”とある場合実際に購入している証拠になります。しかし、購入しているからと言ってあまり信用できるものではないと思います。

アマゾンのランキングの嘘とカラクリ

そこでアマゾンのランキングについて考えてみたいと思います。アマゾンのランキングは非常に入れ替わりが激しいです。“アマゾンランキング1位”と謳う本が乱立するのもそのためです。ランキングは難しいアルゴリズムがあるわけではなく、簡単にいえば直近に売れた個数で決まります。1時間ごとに更新されるので1時間以内に売れた個数が多いほどランキングが上になります。いくら人気な商品と言っても1時間に何百個も売れるわけではありません。数十個売れればランキングは急上昇します。そこでサクラや商品の販売者が一定時間内に大量にアマゾンで商品を購入し、ランキングを釣り上げるケースもあります。一回でも一桁順位に入れば、その一回きりのランキング順位を未来永劫使い続けるのでしょう。

アマゾンで商品を購入しているからといてレビューは必ずしも信用できないのはこうした大量に買う人がいるからです。

アマゾンのランキング制度もこれからは複雑化されていくのではないかと思います。Googleの検索順位も今は非常に複雑で、200以上ある指標を組み合わせて総合的に順位を決めており小手先の技術は通用しませんが、昔は結構穴がありました。ひたすらキーワードを詰め込んだり、被リンクを何百本と増やしたり、文章自動生成ソフトで大量にページを作ったりする手法が有効な時期もありました、今はほとんど通用しません。今はサイトのコンテンツが最も重要視されています。

アマゾンのランキングもGoogleほど複雑化することはコスト的に難しいと思いますが、あからさまなランキング操作は今後通用しなくなるでしょう

出品者の評価は信用できるか

アマゾンで評価される対象は商品だけではありません。出品者もまた評価される対象です。商品を購入するとき会社名の横に“97%の高い評価”などと書いてあります。

購入者の中には不当に悪い評価も付ける人もいるので、以下の場合は出品者が評価の削除を申請できます。

  • コメントの中に一般的に卑猥であると考えられる言葉が含まれている場合
  • コメントの中に個人情報が含まれている場合
  • コメントが商品レビューに始終する場合。
  • コメントの内容が、フルフィルメントおよびカスタマーサービスに特化したものである場合。

アマゾンでは良い評価が95%以上ないと売り上げに響くといわれています。評価が少ない出品者にとって一つの悪い評価は命とりです。当然毎日大量の出品者がアマゾンに対して削除の申請をし、不当な評価と判断されれば削除されます。

でも考えてみてください。悪い評価は出品者にとって命とりですが、amazonにとって出品者の評価がどうであろうが会社の売り上げには関係ありません。何千、何万もの出品者の主張が妥当かどうか判断するために人を雇うのは人件費の無駄です。そこで近年そうした作業を機械にさせているとい聞きます。私も削除依頼をしてから10秒以内に受理のメールが来たことがあります。人間がこんなに早くチェックするのはまず不可能でしょうから、自動的に受理している可能性が高いです

しかし逆に言えば、出品者の自己責任による低評価も消されてしまうということです。人の少なそうな時間帯を狙って削除依頼をするという手口が流行しています。。ですので出品者の評価に関してはあまり気にしないのが無難でしょう。さすがに90%を切るのは不安ですが、95%の出品者と98%の出品者がいたら価格の安いほうから購入するのが賢明です。

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常識のウソ

  1. パスワード
  2. フェイクニュース
  3. 非合理的
  4. クレジットマスター
  5. カウンセリング

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