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個人間送金アプリKyashとは
ios対応の個人間送金アプリ「Kyash」が先日Apple storeに登場しました。日本の個人間の送金に関しては歴史が浅く、2010年にようやく規制が緩和されて少しずつ新しいサービスが登場してきました。
しかし歴史が浅い分、まだまだ大抵のサービスは不便なところがあります。法律の関係で完全には自由に送金システムは作れないので、うまく規制に引っかからないようにサービスを作っているのが現状です。
その中で最近登場したKyashは感心してしまうほどよくできた仕組みだと感じました。Kyashは手段としても便利なことに加え、インターネット上の様々な詐欺を防いでくれます。口コミによって評判をあげ、利用者も増えています。
Kyashの仕組み
Kyashは確かに送金アプリなのですが、厳密にいうと銀行のようお金を送金しているわけではありません。使っている人からみるとまるで送金されているように見えるのです。
Kyashの送金には送る人、受け取る人、クレジットカード会社、Kyashの運営側の4つが登場します。この4者の間のお金の流れを表すと以下の図のようになります。
拙い図ですが理解いただけたでしょうか。まずKyashの運営側が受け取る人にお金を送り、クレジットカード会社にお金を請求します。お金を請求されたクレジットカード会社は後日、カードの持ち主の口座からお金を引き落とします。つまり送金にはクレジットカードが必要になります。
口コミや評判だけではわからない Kyashのすごいところ
1 会員登録が一瞬で終わる
本人確認が必要ないので会員登録は自分のクレジットカード番号とメールアドレスを入力するだけで終わります。paymoや通常のネットバンキングでは、免許証のコピーを送ったり、住所の確認の必要ですが、kyashには必要ありません。大企業の顧客データの漏洩がときどきニュースになりますが、その心配もありません。安心して登録できます。
2 SNSの友達にも簡単に送金、請求できる
通常、手渡し以外の送金手段となると銀行振り込みが普通です。
しかし「SNS上の微妙な距離感の友達には口座番号を聞きづらい(教えにくい)」
「わざわざ少額の割り勘のために銀行振り込みはちょっと、、、」
という人も多いはずです。しかしKyashならアプリをインストールするだけで簡単に利用できます。それに、相手にクレジットカードの番号を教える必要はありません。操作方法はとても簡単。まずLINE,Twitter,Facebook,メールの中から選択し、金額とメッセージを入力します。次に画面を上にスライドし、送金する相手を選べば完了です。たった3タップで送金完了、と謳っていますが嘘ではありません。
銀行のように暗唱番号を入力する必要はありません。例え誤操作をしても相手が受け取る前ならキャンセルすることもできます。LINEで送ると下のようにリンクがトークで送られます。
「でも相手がkyash」を持っていない場合はどうなるの?」という思う方もいるでしょう。相手がアプリをインストールしていない場合も、後からインストールすればを受け取ることができます。現在はiosにしか対応していませんが、Andoroidにも対応する準備が進められています。
3 手数料が無料
やはり手数料が無料というのが銀行振り込みとの違いです。少額の割り勘のためにわざわざ100円、200円の手数料が払えないという人でもKyashなら気兼ねなく使えます。
「いったい運営側はどうやって儲けてるの?最初にユーザーだけ集めてあとから有料化するのでは?」
という不安もあるかもしれません。Kyashの運営側は提携しているVISAが使える店から手数料をとっています。
例えばKyashの残額でAmazonで買い物をしたとしましょう。するとAmazonはKyashに手数料を支払います。この仕組みは、クレジットカードを使える店がクレジットカード会社に手数料を支払うのと同じです。加盟店はクレジットカード支払いを採用すると「今お金がない」という人も商売の対象となり、客が増えるので、手数料を払っても十分お得になります。
しっかりと儲けるシステムが出来上がっているのでアプリの使用者から手数料をとらなくてもやっていけるのです。
4 レシートがいらないので使い方が無限大
他の有名な個人間送金アプリpaymoは割り勘という用途に特化しているのでお金を請求する際にレシートが必要になります。もちろんレシートを機械が読み取るわけではないので各自が同意すれば任意の額を送金できるのですが、他の用途には使いくいのが現状です。
一方でKyashなら、お金を送る人が合意すればクレジットカードの枠の上限まで送金できます。割り勘だけではなく、寄付やプレゼント、立て替えたお金の返却、子供への仕送り、事前の集金など使う場面は無限大です。
5 バーチャルカードなのでフィッシング詐欺対策も万全
Kyashのアプリ上で利用できるクレジットカード番号は実際に登録した番号とは異なります。これはバーチャルカードといってインターネット上でのみ利用できる仮想の番号といえます。
インターネット上で買い物をする際にバーチャルの番号を入力すると、通常のクレジットカードと同じように買い物ができます。バーチャルカードを使うメリットはフィッシング詐欺などの個人情報の漏洩を防げることです。
本物のamazonそっくりの偽サイトを作って個人情報を抜き取るというニュースがありました。バーチャルカードなら番号が漏洩しても被害を最小限に食い止めることができます。普通のクレジットカードなら枠の上限額まで被害に遭うケースもあります。
6 振り込め詐欺を未然に防げる
Twitterの匿名性をり利用した振り込め詐欺は増加しています。特に目立つ手法は足がつかないようにamazonギフト券を購入させて、ギフト番号を聞き出す詐欺です。詐欺だと気付いてもTwitterのアカウントは簡単に消去、複製できるので警察に通報しても泣き寝入りする可能性が高いでしょう。 amazonギフト券を利用した詐欺の詳細
もしもTwitterでアマゾンギフト券を買うように言われたら,Kyashでの送金を持ち掛けましょう。Twitterのアカウントがわかる人なら誰でも送れるので、詐欺師でない限り問題なく送金できるはずです。
Kyashは一端末につき一つしかアカウントを作れないので、詐欺を働きにくくなります。クレジットカードなら確実に足がつくので警察に通報すれば高確率で犯人は捕まります。
また、操作が簡単な分機械に疎い高齢者にもkyashは使いやすいはずです。ATMの操作が難しくて理解できず、電話の指示に従ったいたら知らず知らずのうちにお金を振り込んでしまうという詐欺も存在します。親からの送金はKyashと約束しておけば振り込め詐欺を未然に防げます。
7 招待コードでポイントがもらえる
Kyashの招待コードを入力すると、新たに登録した人も招待した人も両方300円分のポイントがもらえます。この300円はネット上でクレジットカードがわりに使用できます。とても便利なアプリなので是非以下の招待コードを使って登録してみてください。
招待コード NR2WG2 登録はこちらから
この招待コードを使えば友達への600円分の借金をチャラにできる可能性もあります。借金がある人はお金を貸した人に招待コードを送りKyashをインストールしてもらいましょう。300円分のポイントをもらったら、それをお金を借りた人に送金しましょう。これで何もせずに相手は600円のお金を手に入れました。相手が同意すればかなりお得だと思いませんか?
Kyashのこれからの課題
ここまではKyashの利点をたくさん書いてきましたが、やや難点があるのも事実です。まず一つ目は受け取ったお金を現金化できないことです。あくまでクレジットカードの残額が増えただけと考えるとよいと思います。受け取ったお金は送金するかインターネット上でクレジットカード変わりに使うしかありません。アマゾンは絶対に使わないという人には少し厳しいかもしれません。
もう一つの難点はまだ使う人が多くない点です。送金しようと思っても相手がアプリをインストールする気がなければ難しいでしょう。そういうときは是非このページを思い出して利点を説明してみましょう。口コミや評判を見ても好意的なものが多いです。
個人間の送金が主流になる時代がもう近くまで迫っています。